ボイトレ豆知識-コラム「喉に良い飲み物・悪い飲み物」 - 駅前ボイトレ - リズムセブンアカデミー で歌声を向上!

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ボイトレ豆知識-コラム「喉に良い飲み物・悪い飲み物」

2024.06.03

このような疑問を持ったことはありませんか?
今回は、このような悩みを解消できる記事を用意しました。
声の出し方に目が行きがちですが、
普段何気なく飲んでいる飲みものが、実は喉には悪影響なものが沢山あります。

色々な飲み物の特徴を解説していきますので、
じっくり読み進めてみてくださいね。

喉は消耗品

いきなりショッキングなワードが出てきました。
消耗品というより、消耗していくと言った方がしっくりとくるでしょうか?

声帯を振動させて声が出るわけですが、
その振動する部分は敏感な粘膜です。

粘膜が毎秒数100~数1000回振動することで、音(声)になります。
こう言われると、確かに繊細な部分なんだなとお分かりいただけるかと思います。

声を出すことで疲労していくわけです。
若いうちはまだ回復力があるので気にならない人も多いですが、
年齢を重ねるとともに寝るだけでは回復出来ず、疲労として溜まっていきます。

本来人間に備わっている自然治癒能力に頼って、負担のかかる発声方法を続けていくと、
取り返しのつかない状態になってしまうというわけですね。

水分摂取は重要なポイント

普段あまり水分を摂らないという人もいると思います。
しかし喉には水分と、ある程度の油分が必要となります。

この水分が少し厄介で、
・どれくらい摂取するか?
・何を飲むか?
この2点が気をつけるポイントになります。

1日に1.5ℓほどの水分を取るのが好ましいと言われています。
喉の渇きを感じた時は、体内水分率の約1%の脱水状態となります。
この時、例えば50kgの人は50kg✖︎0.01=500mlの水分を必要としています。
大体コップ2杯分の水分を一度に摂取するのは難しいと思いますので、

日頃からこまめに水分を摂ることをこころがけてみるといいでしょう。

喉にいい飲み物は何か?

生徒さんから歌う時にいい飲み物は何かという質問も頻繁にされます。
【常温の水】
これに尽きます。

喉に異常を感じない平常時では、負担も刺激もない水がいいでしょう。
冷えた水は体温が低下して、体の硬直にもつながってしまうので常温の水がおすすめです。

喉の疲労を感じている時は、殺菌作用のある、
蜂蜜を溶かしたホットレモンや、喉の粘膜保護作用のある成分を含むりんごジュースなどが好ましいです。

喉に負担をかける飲み物

普段何気なく飲んでいるもので、意外と喉によくない飲み物がこちらです。

・乳酸飲料
・糖分の多い飲料
・カフェイン飲料

乳酸飲料は、
飲んだ後に口の中に異物感を感じることがあるかと思いますが、
喉に必要以上に膜を張ってしまいます。
体に悪いものではないのですが、喉にはあまり良い影響を与えません。

糖分が多く含まれる飲料は、飲むと唾に粘着性が生まれます。
唾の状態がドロっとしている状態だと、喉に引っ掛かりを感じやすくなります。
サラサラの状態を維持するためにも、糖分は控えめがおすすめです。

カフェインには利尿効果があります。
歌う時にはある程度の水分を体に蓄えて起きたいので、
結果的に体の水分を排出してしまうカフェイン飲料は控えめにしたほうがいいですね。

飲酒をしながら歌っても大丈夫?

カラオケに行った際にお酒を飲みながら歌う人も多いですよね。
結論から言うとアルコールは喉にはよくありません…

お酒に強い弱いと個人差はありますが、
アルコールを摂取すると、喉の周りが充血した状態になります。
ただでさえ敏感な部分が、更に傷つきやすくなるというわけなんですね。


例えるとしたら、擦り傷の部分に風をずっと当てているような状態。
お世辞にも良い状態とは言えないので、
もしお酒を飲みながら歌うような時も、ほどほどにするのがいいでしょう。

その状態でずっと歌っていたり、話していたりすると、
いわゆる酒やけの声になってしまいます。
一度そうなってしまうと、元には戻らない事も多々ありますので、
くれぐれも注意が必要です。

気分をあげてくれるステージドリンク

数多くのステージをこなすボーカリストの中にも、
特殊なステージドリンクを用意している人や、ルーティンを行う人もいます。

ステージには毎回コーラを常備している人や、
ステージ前に豚骨ラーメンのスープを飲む人、
いまでこそ見かけなくなりましたが、ウィスキーのボトルをステージに置き、
飲みながらステージをやる人なんかもいます。

体のことだけを考えるのであれば、オススメ出来るものではありません。
とはいえ、常識では考えられないようなエネルギーを必要とするステージでは、
上記のような自分のテンションをあげていくようなドリンクが相棒として必要なのかもしれませんね。

とは言え何事もやり過ぎは禁物です。
自分の体調や声の状態と相談しながらにしてみましょう。


いかがでしたか?
今回は、喉に良い飲み物、悪い飲み物を紹介しました。

普段何気なく口にする飲み物でも、想像以上に歌に影響を与えるのがお分かりいただけたかと思います。
これを機会に、歌の練習をする時や、カラオケに行く時など、
飲み物にも少し注意を向けてみていただければ幸いです。

健康的で楽しい音楽ライフをお過ごしくださいね。