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ボイトレ豆知識-コラム「歌に必要な声量」

2024.04.08

歌に必要な声量
大きい声が出ません…

こんな悩みを抱えていませんか?
似たような悩みだと
・歌に必要な声量が分からない
・マイクのりが悪い

などなど、
声量があまりないと感じている人に共通している悩みなのではないかなと思います。

今回は歌に必要な声量についてお話ししていきたいと思います。
歌の抑揚にも繋がる大事な部分なので、じっくり読みこんでみてくださいね。

歌には適性音量がある。

歌も楽器の1つということを聞いたことがある人も多いと思います。
発音部分があり、それを共鳴させるという意味では歌(声も)同じような原理になっています。
電子楽器は共鳴部分を必要としませんが、
歌(声)はいわゆるアコースティックな楽器の1つということですね。
楽器を演奏した人ならお分かりかと思いますが、ただ音を鳴らしただけでは豊かな響きの音は出ないんです。
自分はギターも弾くんですが、専門学校時代の経験で面白い話があります。

5人の生徒に1人の講師のクラスで、ある日生徒全員のギターを先生が弾いてみるという授業がありました。
生徒のなかには比較的安めの、あまり鳴りのよくないギターなんかもありました。
結果はどうだったと思いますか?
【5人全員のギターが全く同じ音色をしていた】
驚きですよね、形も材質も違う楽器が同じような音色を奏でていたのです。
その講師いわく、
「自分が好む音色があり、楽器に合わせて自然と好みの音色を出すように弾く癖がついている」
とのことなんです。

少し話がそれましたが、これを歌に置き換えると、
自分が目指す声色を、適切な発声で、豊かに響かせるということが大事ということです。

際に必要な声量とは?

ずばり85~90dB以上です

音の大きさはdB(デシベル)という単位で表されます。
聞いたことはあるけど、なかなか日常では使わないのであまり馴染みはないかもしれません。

最近ではスマートフォンで簡単に音の大きさを測定できるアプリが無料で出ているので、
いくつか紹介します。
騒音測定器(Sound Meter)
Google Playアプリ
歌に必要な声量
デシベルX  デシベルテスター
App Storeアプリ
歌に必要な声量
このようなアプリで測定します。
その際、口に近づけ過ぎるとかなり大きく測定されてしまうので、
軽く腕を伸ばして、顔の前に構えて測定してみてください。

レッスンの経験上、85dB以上の声が出なかった人はいません。
ですが、歌になるとその音量が出なくなる人がとても多くなる印象があります。

音程やリズムを気にしたり、失敗する恥ずかしさから声が小さくなってしまうことが多いです。

大きい声で練習するときの注意点

正確に歌おうと思うばかりに小さい声で練習すると、
その後大きい声で歌うと感覚が変わって、音程などもまたあらためて練習することになってしまいます。
初めからある程度響いた声で練習することで、その部分の練習効率も良くなっていきます。

大きい声で練習する時に気をつけなければいけない点が、
喉声になってすぐ喉が枯れてしまったり、痛みを感じていないかというところです。
そういった症状が出ている時はそもそもの発声方法が違う可能性が高いので、
一度見直してみましょう。

録音して聴き比べてみる

喉に負担のない発声方法まで今回説明するととても長くなってしまうので、
また別のブログでしっかり説明していきます。
ここでは簡単なチェック方法を紹介していきましょう。

まずあなたが好きなアーティスト、もしくは自分が出したい声のイメージに近いアーティストの曲を用意します。
その曲を自分で歌ってみます。
その際に録音してみましょう。

スマホのボイスメモでもしっかりした録音が出来るので、録音機材がないという人は、
スマホで全く問題ありません。

録音する時も、dBを測った時と同じようにあまり口に近づけすぎないようにするのがポイントです。
近づけすぎると音割れしたり、声のアタックの部分が強すぎて響きの部分があまり録音できません。
少し離れたテーブルの上に置くなどしてみてください。

皆さんがよく耳にするようなアーティストは、ほぼ100%と言っていいくらいに、
喉に負担の少ない響いた声で歌っています。

じっくり聴き比べて、自分の声との違いを理解してみようとしてください。

聴き込むことも練習の1つ

レッスンの時、色々なアーティストの声の出しかたの説明をすることがあります。
口の開け方だったり、響かせる場所だったり。
そういった説明をすると、比較的すぐに理解してもらえるんですね。

始めのうちはどういった部分に注意して聞けばいいのか難しいと思うので、
動画などで、顔の動きにも注目してみてください。

声と顔(表情)の関係性が少しずつ理解できてくるのではないかと思います。

もちろん体との連動で、顔周りの響きを一層増していくことが必要になっていくので、
まずは顔まわりの響きに注目してみましょう。


歌に必要な声量、いかがでしたか?
良い歌、良い声と言われる要素はたくさんありますが、
今回は声量についてお話ししました。
まずは今の自分の声量を確認して、
そこから自分の好きなアーティストとの比較、分析をしてみてください。
新たな発見がいくつもあのでぜひ実践してみてくださいね。