ボイトレ豆知識-コラム「リズム音痴を克服しよう」 - 駅前ボイトレ - リズムセブンアカデミー で歌声を向上させよう

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ボイトレ豆知識-コラム「リズム音痴を克服しよう」

2024.05.13

「自分にはリズム感がない」
「歌いながらスムーズに体が動かせない」

こんな悩みを感じることはありませんか?
今回は、リズムに関しての悩みを解決出来る記事を用意しました。

この記事で紹介するリズムへの意識、リズムの取り方を実践することで、
今までリズムに苦手意識を持っていた人でもしっかりと改善していけます。

じっくり読み進めてみてくださいね。

リズムは腰でとる

多くの生徒さんに、
「リズムは、体のどこでとるのがいいと思いますか?」
こんな質問をします。

・頭
・腕
・手
・腰
・足
このように様々な部位を答えてくれます。

正解は【腰】です。
骨盤とも言えるのですが、体の中心に近い部分がやはりリズムには重要になります。
頭から足まで、ワン ツー スリー フォーと1拍ずつ体を動かしてみてください。

体の先端部分になればなるほど、ゆるいリズムになってしまうのが分かるかと思います。
なんとなくあってはいるんだけど、スピード感のある歌にはなりません。

足でとるにしても、爪先と踵だとリズムの感じ方がかなり変わります。
爪先は体の先端だけが動くような状態ですが、
かかとにすると腰回りまで連動して動くようになります。

このように腰回りでリズムを感じれるようになると、
歌にもリズム感が生まれてきます。

重要なのは足の付け根部分からヘソの下あたりまでの部分が、上下に動いているかということなんですね。

少し話はそれますが、リズムをどこでとるかの質問をした時に、1番ユニークだった答えを紹介します。
ズバリ!
【心】です。

この答えを聞いた時は、あながち間違いでもないので、返答に少し困りました笑

リズムは細かくとる

ワン ツー スリー フォーと腰回りを動かしてもらいましたが、
その状態は4分音符を感じていることになります。

ジャンルにもよるのですが、基本的にPOPsと言われるジャンルでは、
リズムを細かくとるのが相性がいい場合が多いです。
4分音符から8分音符、その後16分音符でとれるようになるのが必要となります。

1小節を4分割するより8分割、16分割していく方がずれにくくなっていくんですね。
4分割している4分音符は次の拍までの時間(距離)が長いので、少しずれやすいというわけです。

サッカーやバスケットなどの球技でゴールまでの距離が近ければ入りやすいが、
長いと外れやすい。
そんなイメージをしてみると分かりやすいかと思います。

リズム感を養う曲の聴き方

メトロノームを使ってじっくりリズムトレーニングをするのも非常に効果的ですが、
今回は、いつも聞いている音楽の聞き方を少し変えることで、リズム感を養う方法をお伝えいたします。
順番は4分→8分→16分音符の順に段々細かくしていきます。

8分は4分音符の倍、16分は8分の倍の細かさになります。

4分音符はワン ツー スリー フォー
8分音符はワン エン ツー エン スリー エン フォー エン
16分音符はタカタカタカタカ チキチキチキチキ
色々な言い方がありますが、分かりやすく効果的なのがこの2つです。
タカタカのタ チキチキのチが、4分音符の位置に来るようにしてください。

この時、体は【8分音符】で動かしていきます。
曲のテンポにもよりますが、基本的には8分音符で体を動かし、
その動きを維持したままリズムを口ずさんでいきます。

細かくとればとるほど、難易度は上がりますが、
その分効果も高まります。

それに慣れてきたら、体は同じように動かしながら、
いつものように歌ってみてください。

体の動きが止まってしまうような部分は、リズムを感じとれていない部分です。
リズム楽器が入っていない部分や、ドラムが細かいフレーズを叩いている時などは、
特にずれやすくなるので注意してみてください。

メロディーを覚えやすくなる

リズム感じながら歌う、聞くことでメロディーを覚える速度があがります。
歌には音程、歌詞、リズム、その他にも抑揚などがありますが、
多くの人が音程と歌詞に意識が向いています。

リズムを意識しない歌は、
歌に大事な要素が1つ抜け落ちてしまっている状態です。

新しい曲が覚えにくいという人は、リズムを意識してみましょう。

例えば、YOASOBIの【夜に駆ける】の冒頭は
「しずむようにとけてゆくように」
で始まります。
この時、歌詞だけに意識がむいていると気づかない部分があります。
「しず(む)ようにとけて(ゆ)くように」
()の文字の共通点はなんでしょうか?

正解は、小節の1拍目に来る文字です。
メロディーと歌詞だけを追っていると、
リズムとメロディーの関係に気づけないんですね。

このように、1拍目がどこの文字の部分になるのか分かるだけでも覚えやすさが段違いに変わります。
長い道路に目印をつけていくようなものです。
どこまで続くかわからない道をただ歩くより、
ここが何m地点です、みたいな道標があったほうが進みやすいですよね。

慣れてくれば、2、3拍目やもっと細かい部分の裏拍との関係も見えてくるようになります。

皆さんのお友達に、新曲でもすぐ覚えてしまうような人がいるかと思います。
そういう人は、意識してか無意識なのかは人によりますが、
しっかりリズムにのりながら歌えている人が多いということですね。

最近ではオンラインのボイストレーニングも増えてきました。
スマホやタブレットの性能がアップしたこともあり、PCを持っていない人でも始められるようになりました。

メリットとしては、
気軽に始められる、通う手間が省けるという部分があります。
ボイストレーニングというと、少しかしこまってしまい緊張する人が多いようです。
オンラインであれば、その部分も軽減されます。
皆さん何か習い事をやったことがあると思いますが、やはり通う手間というのは面倒に感じることもあります。
そう言った部分が心配な人はオンラインレッスンの選択肢にいれてみるのもオススメです。

デメリットとしては、
タイムラグがある、声質が少し変わってしまう。
使っている機材や、ネット環境によっては音が途切れてしまうようなこともあります。
メトロノームに合わせたような練習は少し不向きです。
スマホやタブレットの内蔵マイクやスピーカーでは、声質が変わってしまいます。
例えば、講師が出したお手本の歌声が、実際に出している声と違う印象を持ってしまい、
正確に伝わりにくい可能性があります。
本格的なトレーニングを受けたいと思っている人は、オフラインのレッスンがオススメです。
いかがでしたか?
音程に比べると、リズムは比較的後回しにされやすいです。
今回の記事で、重要さと効果が少しでも伝われば良いなと思います。

今回紹介したエクササイズや音楽の聴き方をしてみてください。
今までとは少し違った歌が歌えるようになっていきますよ。
では、また次回の記事でお会いしましょう。